棋士会将棋フェスティバル2010 in 東京 に行ってきたよ その2

続いては清水女流六段の「タイトルは何でしたか覚えてます?藤井さん」的な無茶振りから始まるトークショー
藤井先生、フヘ!?みたいなかんじでしたが、優しいお姉さんに読み上げてもらってました。
たぶんTwitterで名前をよくお見かけする人くさい。
その隣の隣は玲瓏の管理人さんだったみたいだし。


21世紀の3大戦法の考案者の藤井九段、中座七段、近藤六段のお話。


藤井システムの藤井です!」
「中座飛車の中座です!」
ゴキゲン中飛車のオジさんです!」
近藤先生大好きです(笑)
横歩取り8五飛のって説明を受けた時中座飛車ですからって言ってたのがかわいかったな。


きっかけはなんでしたか?とか
お互い、どういう印象がありますか?とか
そんな質問に答えていくわけですが、
「え、そんなの話したら1時間くらいかかっちゃうよ」
と藤井先生。
お話のうまい方々ですからトークショーは私にとっては一番の目当てといっても過言ではありませんでした。
「僕はよく一人で指してるんですけど、負けないから。2人でやると負けちゃうし」
みんな爆笑です。
そうですね、負けないですもんね。
その時にこうしたらいけるんじゃないって思って考え付いたそうですよ。
私実は藤井先生の生の話ってはじめて聞くんですよ。
いや面白かった。
藤井システムの指し方で、
「相手のほうをじっと伺うんですよ。今日の戦型は、って。居飛車穴熊を指してきそうな気配だなって察知する。一二三先生の時は一直線で美濃囲いにしますね」
と。ここでも大笑い。さすがの一二三先生ってことかしら。


しかし今はネットもPCも普及していて、
近「本当はゆっくりゴキゲン農場耕してたいのに藤井農場を食い尽くしたバッタが…荒地に…。いまどう?」
藤「僕の畑なんて荒れ放題ですよ」
という発言に現代将棋の大変さがかいま見えます。
藤井畑やら近藤畑やらを飛んでいるイナゴな棋士先生達がまぶたの裏に……。
確かにすごい戦法はみんな対策をとるだろうし、しょうがないんでしょうけど、大変だからもう考えないとかありそうですよね。
でも使ってもらえると嬉しいしとおっしゃってました。
一番無視されるのが堪えるとか。
上級の棋士が使って日の目をみたって近藤さんやらおっしゃってたんですが、先生、それは他人に頼りきりです(笑)






最後は藤井先生VS深浦先生の二面ざし対局。
それはまた明日あたりに続く。