棋士会将棋フェスティバル2010 in 東京 に行ってきたよ その3

やっとかきます第三回目。
まとまりはないですが、時間かけると書かなくなるので。


トークショー後は1時間時間を使ってのサイン会。
今回私は佐藤先生のサインをいただいた。
かつて将棋など全然興味がなかった時代、情熱世界を見て佐藤先生にノックアウトされた。
あの頃も(今もだけれど)メガネ萌えで、それでいて一つのことにすごく気まじめな姿がとても素敵だった。
今も佐藤先生が好きだし、初志貫徹ということで。
もっとも他の先生が気まじめじゃないとか素敵じゃないとかではないのであしからず。
近くで見る佐藤先生は素敵だった。
なんだか声が震えたぜ★みたいなほど緊張して、ただ頑張ってくださいと声をかけるのがやっとだった。
と書いてて思い出して緊張している次第。




サインをいただいた後は時間をちょっとつぶした後、深浦先生と藤井先生の2面対局。
この対局、どの局面をみたいですかというアンケートがあって上位2つを指すというもの。
残念ながら私が選んだ局面は選ばれませんでしたが、まあ選んでもらってもいまいちわからないみたいな……。
そしてこの対局、チェスクロック形式で行われました。
なんか1手指すごとに10秒加算されるらしいです。
だから5秒考えてさしたら何秒加算される?って話で、佐藤先生が森内先生に話を振ったら、え?おれに振るの?みたいな。
たどたどしく計算されている森内先生は見ものでした。
もともと今回のこれ、森内先生が提案されたものらしく、2面も見れちゃうんなんてお得でしょ?ってすごい自分の考えを疑いもせずきらきらとした笑顔を浮かべて説明してました。
こういう表情ってやっぱりいくつになっても男は少年のようですね。


第1人気は先手藤井九段の四間飛車に後手深浦九段の居飛車急戦。
第2人気は先手深浦先生の穴熊
てっきり同じ会場で2局見れるのかと思ったら道場と第2研修室で分かれて解説。
対局の姿は特別対局室をそっと覗きに行くことしかできなかったのでちょっと残念。
今度は二人の様子を見れるようにして、2面解説してもらいたいなあ。
結局私は道場に居座り続け、深浦先生の棒銀という珍しいものを解説してもらいました。
対局する姿なんてめったにみれないんだからとは思いましたが、白瀧あゆみ杯の対局始まる前の空気で飲み込まれてしまった自分としては怖くて足を運べませんでした。
あの空気は研ぎ澄まされた刃物のような空気感でそれでいてちょっと触っただけで砕けてしまう薄いガラスのよう。
キーンと耳の奥で何か甲高い音が聞こえそうな張りつめ方は今までの人生で味わったことのないものでしたので。


で、話を戻しますが……深浦先生の指し手は、
「なんだか急戦といいつつのんびりだよね」
という佐藤先生の評価でした。
藤井先生らしい手に佐藤先生が、手損ではみたいな感じのことをいったり、始まる前によびだされた(らしい)広瀬王位をとり混ぜての解説で、タイトルホルダーをただでこんなにこきつかっていいの?的なお得感があったり、高田先生が解説にまじったら甲斐さんどっかにふらふらっといってしまったり、それならばとうれしそうに環那先生が混じったりと突っ込み感まんさいな感じでした。
いや面白い。
甲斐さんってすごいまいぺーすなんね。
穴熊は姿やきになってましたって悪びれもなく他の部屋の説明の様子をお話になってました。
とろんとしたしゃべり方は癖になりそうですね。


結果は藤井先生が2局とも勝利を収めてました。
深浦先生は、なんか気づいたら時間があと4分くらいになってて……ってぽりぽりと頭を書いているような感じで苦笑交じりに崩れた手の解説をしてました。


藤井先生は余裕ですよってなんかひょうひょうとした感じ。
対戦成績は深浦先生の負け越しだそうです。
始まる前も「がんばります(棒読み)」レベルでもう絶対俺勝つもんねって気持ちがひしひしと伝わってきました。
深浦先生は苦労性っぽい。


となんだかとりとめのないことになってしまいましたが、イベントはこれにて終了。
帰り、将棋会館の出口で、イベント参加の棋士先生達がホストのようにずらーっと並んでお見送りしてて。
ぎょええええ。
恥ずかしかったw
そして広瀬王位も帰ろうとして
「ありがとうござ、あ」
みたいなみんなのあれ?客じゃないwみたいな表情が面白かったです。


最後広瀬王位、捕まえてお写真とらせていただいてごめんなさいw