3月のライオン5巻感想(Cha51〜52)

話が繋がっているというのもあって一気に書くでござる。
そしていじめの問題なのでさらっと書くでござる。


5巻の表紙にも関連のある話のスタートです。
もともと零はクラスになじめない空気のような存在ですが、今回はひなちゃんをクローズアップ。
Cha50のときからひなちゃんが何かしら悩んでいる描写がありましたが、その理由が語られます。
てっきり高橋君と仲良くなってそれをひがんだクラスメイトがーって話かと思ったら
そんな少女漫画な展開ではなかった。
正直なところ学校生活スキルのない零が解決できる問題でもないし、
高橋君がしゃしゃり出てくるなんて展開もおそらく泥沼化の一途をたどる気がするのでありえないと思うし。
一体どう収拾をつけるのか気になるところですが、雑誌ではただいま暴走中の予感。
どうにかひなちゃんが傷つかないような決着をつけてほしいです。
ただいじめなんてものの解決法に正解はないわけで、ただいじめられる側が耐えられる強さを持つか、なんとかしてそれ以外で居場所を見つけるしかない気がした。


5巻表紙の零はこのいじめの話の中で出てきた小学校零なわけですが、
なんとも宗谷と表情の似ていること。
宗谷もそういう時代を過ごしてきたのかしらと気になるところですね。
おばあちゃんと一緒に暮らしていることからして、両親とはあまり仲がよさそうに感じないので、
もしかしたら零と違って宗谷には支えてくれる人はおばあちゃんだけだったのかなあ。
だから子供のころの問題を解決できてないから、いまだあんな表情なのかなって思ったり。
なんというかだからこそ時間が止まっており、情緒が豊かでなさそうな……。