将棋界の一番長い日

将棋界の一番長い日の大盤解説会に行ってまいりました。


ちょっと遅れていったのですが、タイミングよく木村三浦戦の解説に入る直前でした。
将棋会館に着いたときからなんだか不思議な感じ。
そう、中継の車が駐車場にどーんとあって、ああ、最終局だなあと実感。
解説場は第1も第2も始まっておりましたが、人人人というくらい。
熱気と人数ですごく熱かったです。


最初は深浦先生と矢内女流の解説。
思い切り矢内さんの解き放たれた語り口が印象的でした。
深浦先生も自虐に走るしかない感じ。
どの盤面もわかりやすい説明でした。
休憩を挟んで鈴木先生、アマヒコ先生の解説。
この二人のは解説というより検討を聞いているような。
最初はあまりに早くてもうついていけるんだろうかと思ったけれど
そのうちその速さにもなれ、そしてまた時折混じる何気ないひとことが面白かった。
だれそれの攻めがどうのとか、予想をたてて、ま、これは予想ですからね(外れても文句言われないだろ)とか。
それを2回ほど、休憩と次の一手を織り交ぜて繰り返しすべての局が終わりました。
NHK放映終了が26時というのはとてもすばらしい時間設定でしたね。


木村三浦戦は始終難しいといった感じであんまり取り上げられなかったなあというのが残念。
気づいたら木村先生が投了してました。
すべての局を平等にというのは困難なのでしょうが、あんまり偏らないといいなあってのが正直な感想でした。
大体2時間くらいで休憩でその間に全局やるみたいな感じだったのですが1時間くらい渡辺丸山戦やるんだもの……。
ただその中で個人的に印象に残ったのは高橋藤井戦。
高橋先生の手厚い重厚な差し手に私でさえ、おおおーっ、これはつらい、辛いよその一手と思ったり。
藤井先生は残念だったけれど、面白かった。こういうの好きなんでしょう。
スマートも好きだけれど手厚かったり泥臭かったりみっともないのがすきなのかもしれません。
人間くささがより出ている感じがするんですよねー。
あと、負けたくないってすごく感じられたのは最終まで残った森内久保戦。
久保先生の負けたくないと粘る手がものすごく気持ちをあらわにしていたようでした。
そりゃそうですよね、まけたら下手したら降級ですもんね。
またかよ、4勝で落ちるの何回目だよみたいなレベルですもんね。
そんな気持ちを感じながら半分私は死んだ魚のようになっていたのは内緒です。




この最終局、個人的には最高の結果ではなかったけれど、最悪の結果でもなくほどほどによかったです。
来期はB1も濃くてたのしそうです。


思ったことをだらだらと書きなぐってしまった。
なんだか文章になってない感じ。


もっと観戦について書きたかったけれど、座った席が前のおじ様の頭と大きな体で盤が全部隠れちゃったのでどうしようもありませーん。




BSみてて丸山先生のひえぴたにふいた。


大盤操作をしていた和夫先生や、記録係をしていた肇先生、天野先生他、お疲れ様でした。
真吾先生は終電前にお会いした。
検討もお疲れ様でした。